セメント同様、消石灰も取扱注意です。

今日心が痛むニュースがありました。
セメントが原因で化学外傷による皮膚疾患などを発症する事故があったとのこと。

セメントはホームセンターなどで誰でも簡単に入手できますが、取り扱いに注意しなければならない建材です。主原料は石灰石、つまり炭酸カルシウム(CaCO3)。

ちなみに炭酸カルシウムは小学校や中学校の理科でおなじみ。
例えば中学校3年生の理科「酸とアルカリ」の章では、「水に溶けにくい塩(えん)ができる中和」のところで必ず下記の反応式が紹介されます。

(1) H2CO3 + Ca(OH)2 → CaCO3 + 2H2O

炭酸と水酸化カルシウム(強アルカリ性の化合物)が反応すると、溶けにくい炭酸カルシウムと水が出来ますよという式ですね。

炭酸カルシウムはセメントの製造過程で焼成され、酸化カルシウムCaOになります。
CaOは、慣用名で生石灰(せいせっかい)とも呼ばれます。

(2) CaCO3 → CaO+CO2

そしてこの酸化カルシウムは水を加えると発熱して、水酸化カルシウムになります。

(3) CaO + H2O → Ca(OH)2

つまりセメントに含まれる酸化カルシウムは水と混ざると、強アルカリ性の水酸化カルシウムになるということです。なので水と混ぜたセメントは決して素手で触ってはいけないのです。

 

ちなみに水酸化カルシウムは慣用名で「消石灰」。

農業の世界では、消石灰は酸性土壌の中和剤としてよく使われますが、セメント同様取り扱いには注意が必要です。
一昨年10月には農林水産省消費・安全局農産安全管理課長より、「肥料用消石灰の警告表示による注意喚起について」という文書も発行されています。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_hiryo/lime/

家庭菜園で消石灰を散布される方は、ゴム手袋と保護メガネの着用をどうぞお忘れなく。

 

撒きやすい粒タイプ!■粒状混合消石灰 5kg

 

Bookmark this on Google Bookmarks